少子高齢化とIT化が進む今の日本ではITエンジニア不足が顕在化してきています。そのため、多くの日本企業が「優秀なエンジニアの採用」という課題を抱えています。
そんな中で今、注目を集めているのが外国人エンジニアの採用です。大手IT企業がインド人エンジニアを新卒採用したというニュースも記憶に新しいのではないでしょうか?
この記事では外国人エンジニアの中でもインドネシア人エンジニアの特徴、採用メリットについて解説しています。
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インドネシアはどんな国?
インドネシアは経済成長が著しい国であり、日本との友好関係も深い親日国として今注目を集めています。ここではインドネシアの特徴を二つ紹介していきます。
現在著しい経済成長を遂げている
インドネシアはASEANに所属する東南アジアの大国で、大小さまざまな島からなり、約190万㎢と日本の5倍近くの面積を有しています。広い国土と赤道直下の温暖な気候を活かしたカカオやコーヒー豆の栽培が盛んな他、石油、石炭、天然ガスの採取ができることが特徴です。
インドネシアの人口は約2億や7000万人で、人口順位は世界第4位と日本の2倍に及びます。特徴的なのはその人口分布で、若年層が多く労働人口が豊富なことです。中位年齢は29歳で、日本の48歳と比較すると20歳も若いという結果が出ています。こうした若い人口分布が経済にも好影響を与えており、インドネシアは現在、経済成長が活発化するとされる人口ボーナス期を迎えており、2030年台中盤まで継続すると考えられています。
参照:「インドネシア 基礎データ」外務省
実は親日国である
インドネシアは温暖な気候が影響してか、国民は非常に温厚でフレンドリーです。こうした性格から、何事もポジティブに考える傾向があり、深刻に悩んだり、過度に落ち込んだりすることはあまりありません。
また、インドネシアは1949年に独立を果たし、現在は急速な近代化が進んでいます。そして国内には多くの日本企業の製品が流通し、日本製品に対しての信頼も高いです。異文化に溶け込むことができるインドネシアの人々は、日本に対して好意的な印象を持っており、日本語を学ぶ学生も増えています。
日本におけるエンジニア人材事情
日本は様々な業種が人手不足に直面しており、特にITエンジニアの不足は深刻さを増しています。
情報処理・通信技術者の有効求人倍率は、常に全体のそれを上回っていることもその深刻さを物語っています。なぜこのような状況にあるのか、いくつかの要因を紹介していきます。
参照:「IT業界の転職市場を2022年最新調査から考える」マイナビキャリアリサーチ
少子高齢化が進行している
少子高齢化が進む日本では、優秀なベテランの退社と新卒人口の減少が進行しており働き手の不足が社会問題化しています。
こういった問題は日本社会全体の問題ではありますが、IT業界に関してはより深刻化してきているのです。特にまだ新しい市場であり、スキルを必要とするIT業界ではその問題は深刻です。
市場が拡大し続けている
市場の拡大もITエンジニアの需要を高めています。スマートフォンの普及やIoTの普及により、今まではエンジニアを必要としなかった業種でもアプリ開発やシステム開発の重要性がより高まっています。
日々進化する技術により高まった需要を満たすほどの人材が存在していないのが今の日本の現状です。
技術革新が著しい
IT業界では常に新しい技術が生まれています。そのため、新しいプロジェクトでは経験者でも1から学び直さなければいけないこともあります。身につけた能力が時代遅れになるのも早いため、結果的に人材不足に繋がっています。
また、新技術は英語ベースでプログラムされていることも多く、英語話者に比べて習得に時間がかかりがちな側面もあります。今後もAIの開発などが発展していくことが考えられるため、こういった人材も必要不可欠です。
業界として国際的な移動性が高まってきている
比較的新しい市場でありスキルが重要視される市場であるITエンジニア市場では、国際的にIT企業同士や他の産業との競争が激化してきています。
国内外で優秀な人材を確保するために高い給与や福利厚生を提供する企業も増えているため、国際的なITエンジニアの移動性が高まっており、優秀な日本人エンジニアが他国に移ることも増えています。そのため日本国内での日本人エンジニア不足は加速してしまっているのです。
人手不足が業界に悪いイメージを与えている
人手不足が続くIT業界は負担が大きい業種と思われがちです。需要があるゆえに高待遇が望めるという側面もあるのですが、ワークライフバランスが重視される現代社会では、高負荷な職種は避けられる傾向があります。
今後も業務の激化が進むとも考えられており、完全に悪循環となっています。
インドネシア人エンジニアの特徴
日本のエンジニア人材不足は、今後より一層深刻さを増していくことが予想されます。そんな中で新たな人材のリソースとして注目されているのが外国人エンジニアなのです。
外国人エンジニアの中でも、技術・言語の視点においてインドネシア人エンジニアは今注目されており、日本で活躍する人材も増加しています。その特徴を少し掘り下げてみましょう。
日本在留インドネシア人の専門的人材は増加している
令和3年10月末時点での日本在住インドネシア人は約53000人おり、そのうち専門・技術的分野の在留資格を持つインドネシア人は約7900人にも及びます。
これにはITエンジニアも含まれており、その人数は年々増加しているため今後もより一層優秀なインドネシア人が日本国内で活躍するようになっていくことが考えられます。
参照:「「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和3年10月末現在)」厚生労働省
大学教育が進歩している
インドネシアでは高度経済成長期にIT化が進行したこともあり、ITエンジニアは人気職業の一つとなっています。そのため大学でも政府のITシステムやビッグデータに触れることができたりするなど、優秀な人材の教育が進んでいます。
また、インドネシア人ITエンジニアの多くが複数のプログラミング言語を扱うことができるため日本企業にとっても即戦力になりうる存在です。
日本語、英語に精通している
インドネシア語は母音の響きが日本語に近く、親日国でもあるため日本語が堪能なインドネシア人も珍しくありません。
また、プログラミングなどのITスキルを身につけたインドネシア人は高等教育を受けているために英語が堪能であることが多く、英語ベースのプログラミング言語を扱う上では優秀な人材と言えるでしょう。
時間にルーズである
インドネシア人の国民性として注意しなければいけない点として、時間にルーズというものがあります。これは世界的に勤勉であり時間に厳しいとされる日本の国民性とは対極のものです。
しかし、それは温和な国民性に起因しているだけであり、怠惰なわけではありません。また、日本での就職を目指している学生の中には時間を守ることの大切さを学んでいる者も少なくありません。
インドネシア人エンジニアの仕事観
採用を行う上で重要なことの一つは求職者との仕事観のすり合わせです。せっかく採用が決まったとしても仕事観が一致していなければ最悪の場合離職も考えられます。
彼らの求職に対する価値観を理解し、尊重することが長期的に良好な関係を築くことにもつながります。そこでざっくりとですがインドネシア人の仕事観を紹介していきます。
激務は望まない
先述の通り、農業大国の温和な国民性のインドネシア人は日本人に比べ、仕事中心の激務に追われる生活を望まないことがほとんどです。
給与はもちろんですが福利厚生面での条件も重視する傾向があります。
厳しい時間制約の中で激務をこなし、残業が当たり前であるといった企業ではせっかく採用しても早期離職してしまうことも多々あるそうです。
目先の仕事に忠実である
他のアジア諸国と比べ、最終的な起業・独立を目標に掲げて転職を繰り返しながら技術を身につけていくといった傾向は、インドネシア人エンジニアにはあまり見受けられません。
将来のキャリアの展望よりも現在の仕事を淡々とこなし経験を積んでいくことを重要視する傾向があります。
インドネシア人エンジニアを採用すべき企業
インドネシア人エンジニアの採用に向いている企業にもいくつか特徴があります。その特徴をいくつかご紹介します。
グローバル進出を視野に入れている
グローバル進出にはいくつか壁がありますが、言語の壁は大きな障壁の一つです。社員研修などを通しても実務で日本語しか使わないために実践レベルにはなかなか到達しません。
そういった場合にインドネシア人エンジニアを採用することで、半強制的に英語でのコミュニケーションを生み出すことができます。社内の英語レベルの上昇はグローバル進出への大きな足掛かりになるはずです。
コスパを考えた採用を行なっている
インドネシア人エンジニアの採用には、受け入れ体制の準備や研修の実施などに日本人エンジニアの採用と比べ、ある程度の費用がかかります。ですがインドネシアの平均年収が現在約35万円と日本に比べてかなり安価なこともあり、優秀な人材でも年俸設定が低めに見積もられることが多いです。
■外国人エンジニアの採用メリットについて詳しくは下記記事をご参考ください
外国人採用が企業に与える利点とは?注意点や採用事例を紹介します!
インドネシア人エンジニアの採用方法
これまでインドネシア人エンジニアの特徴をざっくりと紹介してきました。ここでは実際にインドネシア人エンジニアを採用したいという場合にどのような方法があるのかいくつか紹介していきます。
ヘッドハンティング
紹介やSNS経由のアプローチで企業側から直接アプローチをするのも一つの手段です。費用や直接的なアプローチが可能という点で優れていますが、不確定な要素を多く含むのが難点です。
教育機関と連携した新卒採用
インドネシア人留学生を多く受け入れている教育機関と繋がりを持ち、そこから新卒採用するというのも一つの手段です。
学生の時点で日本に来ている彼らは優秀であることが多く、日本での労働や居住を視野に入れていることも多いです。継続した新卒採用を検討するのであれば、有効な採用方法の一つと言えるでしょう。
人材派遣会社経由の採用
インドネシア人エンジニアの数はまだ多いとは言えません。そのため求人サイトなどを利用してもそこまで多くの応募は期待できないでしょう。
それに比べ、外国人の経歴・学歴・性格等の選定に長けた人材派遣会社を経由した方が優秀な人材情報に辿りつきやすいです。
この場合、コストはかかるものの「一名あたり○○万円」などの成果報酬型が多く、一度試してみるのが良いと言えるでしょう。
■外国人エンジニアの紹介サービスについて詳しくは下記記事をご参考にしてください
外国人人材紹介サービスの特徴とは・おすすめ8社の料金、報酬形態を徹底比較
インドネシア人エンジニアの採用の注意点
インドネシア人エンジニアの特徴やその採用メリットをこれまで解説してきましたが、いくつか注意点もあります。もちろん個人差はありますが、採用する上での注意点をいくつか紹介していきます。
社交的な国民性
先述の通り、温和で社交的なインドネシア人にはおしゃべり・噂好きという側面もあります。もちろん、円滑なコミュニケーションには必須なスキルなのですが、職場環境を保つという意味で場合によっては必要以上に発揮させないように気をつける必要があります。
宗教的な習慣
インドネシアではイスラム教徒が多数派を占めており、彼らは飲酒や豚肉を食べることを禁じられています。
また、「ラマダン」と呼ばれる日中の飲食を断つ月も存在します。こういった宗教的・文化的な違いを受け入れる意識を浸透させることが信頼関係の構築には不可欠
な要素です。
■外国人労働者の文化・価値観の違いに対する対処法に関しては下記の記事で詳しく解説しています。
キャリア展望とモチベーション管理
先述の通り、他のアジア諸国に比べてインドネシア人エンジニアは自身のキャリア展望について明確なビジョンを持つことが少ないです。
目の前の問題にしっかりと取り組むのが得意な反面、モチベーションの部分で問題になることも多々あるそうです。
将来の可能性や展望について詳しく解説し、モチベーションをしっかりと管理することも大切です。
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まとめ
いかがだったでしょうか。この記事では、インドネシア人エンジニアの特徴や採用メリット、注意点などを簡単に解説しました。
優秀なエンジニアをお探しであれば、今回紹介したインドネシア人エンジニア像と求める人材像を照らし合わせながら、その採用を検討してみてはいかがでしょうか?
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